平成30年度総会が開催されました。

開催日時:平成31年3月30日 時間:14:00~16:00
開催場所:法人本部

Ⅰ 今年度の活動報告 
第1号議案 今年度のTNR活動について             
① 避妊・去勢活動 頭数:65匹。活動の主な地域:泉佐野市内・岸和田市内・貝塚市内
② 幼猫の保護と譲渡     
・仔猫の保護と譲渡をめぐるトラブル 1件
子猫の所有権の問題および医療費の支払いに関して。医療費は全額支払い済み。
・仔猫 譲渡 2件 
夢猫村の生まれた猫:熊取町朝代在住の方、新家町にて捕獲した子猫:泉佐野市鶴原の方
・病弱な仔猫の飼育 2件
鶴原の捨て猫(2018年)夢猫村の捨て猫(2019年)
③ 地域猫の相談40件。
④  夢猫村の猫の管理方法について
・顔と毛色である程度、識別しているが、現状では一部の猫を除き、名付けていない。
・猫の命名、年齢、家族関係、発見場所、避妊・去勢などの記録の具体的な開始時期を保留にした。 
⑤ 自治体・ボランティアグループとの交流、保護施設の見学など 
・岸和田市自治振興課との接触
岸和田市市民活動サポートセンターでの地域ねこ活動会議への参加
・岸和田市蜻蛉池公園で餌やり活動されていボランティアグループへの協力
・アニマルハーモニー大阪を見学予定であったが、実施できなかった。
決定事項
今年度は蜻蛉池公園の支援分として、手術実施頭数が多くなった。電話相談窓口への主な相談内容は「猫の保護先を探している」であった。また、今年度は捨てられた仔猫の譲渡をめぐる責任問題に直面した。NPO団体としての外部からの期待と信頼に対応するために、今後の対応として譲渡に際しては、譲渡条件を書面にて明文化し、それに同意の上、記名・捺印を求め、書類を保管する。また、保護から譲渡までの管理状態に疑問が生じないよう、体調管理について、食事や排泄、体調変化、受診内容など記録を残すことにする。また、夢猫村の地域ねこについては命名、健康管理等を記録したカルテ等を備え付け、管理を充実させることとする。

第2号議案 映画「犬と猫と人間と」の上映会について
上映会場  :泉佐野市泉の森ホール・熊取町会館・岸和田市波切ホール・大阪府立大学白鷺祭
上映会動員数: 三市町(泉佐野市・熊取町・岸和田市)・大阪府立大での動員総数は約60名程度
参加者の反応: 観客は少数だが、熱心に鑑賞。ほぼ全員がアンケートに好印象な回答。
映画の訴求力: 「動物の生命と人間」とのかかわりを社会問題として深く認識するきっかけとなり、上映の意義を感じることができた。
運営方法  :広告宣伝の期間が短い上、3会場の上映日程が近く、準備について反省点が多かった。
上映関係経費:入場料無料を原則とし、寄付のみとしたため、会場費、文書費、ポスター代、作品上映料など、総経費の負担が大きかった。
決定事項
啓発活動は当会の活動における重要事項として、上映会の実施は今後も行なう予定とするが、経費をどのようにして捻出するか。また、開催時期については課題が残る。

第3号議案 稲倉地域・「夢猫村」の造園活動(前期 春~秋 後期 冬~春) について
① 造園計画について、土地の所有者、関係者と相談、協議してきた。
② 土壌整備 除草、石の除去、枝の伐採、重機による地ならし、産業廃棄物の除去など、基本的な整地が終わる。
③ 園芸作物 ひまわり、菜の花は2か所に種まき。ひまわりの種は上映会でプレゼントに。
④ 樹木 栗、ねむの木、杉、竹などシンボルとなる樹木の自然観察も実施。台風の影響が大きかった。
⑤ 緑地化 外来植物を除去し、野草を中心とした緑のカーペットを形成。クローバー、レンゲの種をまき、2,3月に芽生え、花が咲き始めた。
⑥ ボランティア 募集はHPなどで募っているが、協力者の獲得には至っていない。現メンバーによる活動にて一定の成果をあげているが、次年度の課題としたい。交通費支給等の有償ボランティア等も検討していきたい。
決定事項
ひまわり、菜の花の種まきを実施。また、開花し、当地を訪れる散策者からお褒めの言葉をたくさんいただく。ひまわりの種は上映会開催時のプレゼントとした。引き続き活動は継続していくが、活動参加者が少なく、新しいメンバーの獲得は今後の課題となる。

第4号議案 「稲倉ゆめいっぱいファーム」構想について
① 準備活動 ワールド牧場(河内長野市)等の見学
② やぎの飼育準備 保護柵の設置。
③ 株式会社樹恵会が事業運営主体となる
④ 管理者との協議により、土地借用について一定の合意ができた。
決定事項
株式会社樹惠会が運営主体となり、NPO法人としてはその社会資源を活用した催しや、稲倉地域の自然環境保全を主な活動とする。バーべキュー場運営により、収益の一部をNPO法人へと寄付をする。また、山羊等の飼育を行い、動物とのふれあう機会を提供すると共に、新たな事業の可能性を模索していくこととする。

第5号議案 福祉事業について
決定事項
在宅介護支援・特定計画相談支援事業、移動支援事業の移管し、平成31年3月より居宅介護支援事業所および特定計画相談支援事業所の名称が「地域生活サーポートセンターきよみ」となる。

第6号議案 定款変更について
決定事項
昨年度の総会において新たに自然環境保全・青少年健全育成事業を加える旨の説明をしたが、手続き上、次年度へ持ち越しとなった。現行の定款における主な活動内容は、動物愛護事業と福祉事業である。

第7号議案 新任理事仲野氏の就任について
決定事項
次年度より、新任理事として仲野氏が就任する。

第8号議案 寄付 (物品含む)について
①一般寄付と特定寄付の設定
現在申請中である特例認定申請にあたり、当会への寄付を二種類に分類し、寄付者が寄付金の使途を希望する活動分野として選択できるように配慮する。一般寄付は、福祉事業、環境保全事業、健全育成事業、特例寄付には、動物愛護事業(ねこみみ友の会)とする。なお、会計科目は同一の「受取寄付金」として扱う。
②ペットフードの販売について
株式会社「樹恵会」でペットフードの販売を2019年3月より開始し、当会へのねこみみ友の会法人会員として売り上げの一部を納入することにしたい。また、このペットフードの一般への販売はNPO法人と株式会社と双方で共有しているHPに掲載し、販売の便宜と周知を図っていく。
決定事項
会員による現物寄付(医療費・栄養剤・飼料・園芸用土・肥料・種・苗)に支えられ、財政は支出が収入を大きく上回る結果となる。今後も会員数の拡大、寄付金の募集、収入源の創出が必要。

第9号議案 決算報告について
内閣府NPOポータルサイトにて公告。
Ⅱ 次年度の活動方針と活動計画   
第10号議案 次年度のTNR活動について                   
第11号議案 保護猫・自然環境保全・社会福祉活動のネットワークづくり
第12号議案 動物愛護啓発映画の上映について
第13号議案 「夢猫村」「仲野庭園」の活用
第14号議案 造園と草花、樹木の栽培育成 
第15号議案 「稲倉ゆめいっぱいファーム」とNPO法人樹恵会の活動連携と分担について 
第16号議案 議事録署名人の選任の件

2019年05月01日